無利息カードローンがお得って話
日常生活で急な出費はよくあることです。
例えば身内や友人・知人の不幸などが考えられます。
遊ぶ相手は見つかったけど、遊ぶお金が足りないという人も多いですね。
そんなときどうしていますか?
クレジットカードのキャッシングでも現金を作れますが、それでも最低限の現金は常に必要です。
夜間や早朝にコンビニで高い手数料を払って銀行から預金を引き出すより、無利息のカードローンでキャッシングの方がお得で便利な場合があります。
無利息キャッシングの仕組みとは
借り入れをすると、どうしても気になるのが利息です。
「1万円借りたら…」「10万円借りたら…」利息はいくらになるのでしょうか。
消費者金融、銀行などで借り入れをした経験がある方なら分かりますよね。
実は銀行から預金を引き出すよりも、お得なケースもあるのです。
【1万円を消費者金融などのカードローンで借り入れした場合】
- 30日後に返済すると、返済額の合計は1万146円
- 「利用金額1万円」×「借り入れ金利17.8%」÷365×「借入日数30」=146円
(年率17.8%の場合)
これでも銀行の手数料がかかる場合を考えたら、十分にお得感があります。
しかし金利負担が全くかからない商品が各消費者金融や銀行にあるのをご存じですか?
つまり1万円を借り入れしたら、1万円を返すだけでいいのです。
簡単に言うと、これが「無利息カードローン」の正体です。
無利息カードローンの詳細
あるカードローン会社の場合ですが、だいたい他も似たようなものになります。
- 初めてお金を借りる場合に適用されます
- 借り入れ(出金)した翌日から30日以内の返済が条件
- 30日の間に追加の借り入れも無利息
- 30日の間に初回の借り入れを返済し、再度の借り入れも無利息
- 借入額が50万円以内なら収入証明書などの書類が不要
それでは、無利息キャッシングのメリットとデメリットを見ていきます。
金融商品の全般に言えることですが、その特徴をしっかり理解することが重要です。
知らなかったために、余計な金銭負担が生じることもありますからね。
無利息キャッシングのデメリット
▽無利息期間を超過
30日間の無利息期間をうっかり忘れてしまうことが想定されます。
長期の出張、旅行などで意外と無利息期間を超過するケースもあります。
▽2回目以降は適用されない
30日間の無利息が適用されるのは初回のみです。
頻繁につなぎ融資を受けるなら1週間の借入期間で、月ごとに無制限の無利息の借り入れができる「ノーローン」があります。
▽延滞するとペナルティーが科せられる
無利息期間を過ぎて、さらに返済が遅れた場合、信用調査機関に事故歴が記録されます。
クレジットカードの審査、住宅・車のローンの審査などが通らない可能性が高くなります。
無利息キャッシングのメリット
▽迅速な融資と柔軟性
審査が早く、融資まで最短10秒という事も。
中には100万円まで収入証明書が不要で、5万円まで180日間無利息という商品もあります。
▽ネットやスマートフォンでOK
審査には店舗に直接出向かなくても、パソコンやスマートフォンで簡単に融資の申し込みができます。
▽ATM手数料がかからない
消費者金融の多くは銀行と提携しているため、借り入れ・返済でのATM手数料がかかりません。
無利息キャッシングを会社が提供する理由
素朴な疑問として、なぜ無利息キャッシングを消費者金融や銀行で扱っているのでしょうか?
普通に考えれば、金融機関にとっての儲けはゼロですから、広告展開・人件費・その他の費用を考えると、むしろ赤字になってしまいます。
1人、2人など少数が利用するサービスではないので、大勢の人が利用するとそれだけ経費もかかってしまいます。
これには金融機関の長期的な戦略もあります。
一つはPR効果です。
「無利息キャッシング」という商品を扱うことで、消費者の目に留まる可能性も高まります。
二つ目は「無利息キャッシング」を通し、借り入れに抵抗がある層に対してお得感を理解してもらうことです。
例えば化粧品や通信系のサービスには、無料サンプルや◯日間無料といったサービスがあります。
基本的にはこれらと同じで、無利息キャッシングの周知徹底というのが金融機関の狙いともいえます。
並行して、潜在的な需要を掘り起こすことも考えています。
もちろん商品を無償提供しているわけではないので、金融機関にとっても経費負担は限定的になります。
無利息キャッシングとクレジットカードのキャッシングとの違い
カードローンにおける無利息キャッシングと同じように、クレジットカードもキャッシングが利用できます。
通常のクレジットカードには「ショッピング枠」に加え、「キャッシング枠」の2つの機能があります。
カードローンとクレジットカードのキャッシングの違いはどこにあるのでしょうか。
審査の柔軟性
カードローンは比較的、スムーズで柔軟な審査が特徴です。
ですがクレジットカードの審査は発行元によって難易度が高くなります。
審査の厳しい順に「銀行系(三井住友銀行など)」→「信販系(オリコ、ライフカードなど)」→「流通系(イオン、セディナなど)」となっています。
なので同じような個人属性(年収、職業、雇用形態)なら、カードローンの審査の方が有利になる可能性があります。
専門性
カードローンはお金を貸すことがメインの事業です。
一方のクレジットカードは「ショッピング枠」の利用を前提に、事業を運営しています。
2010年に施行された年収の3分の1までしか融資できない「総量規制」の影響もあり、最近のクレジットカードのキャッシング枠は、ゼロか10万円以下の少額になっているケースが多いのです。
金利と融資額
キャッシングのボリュームゾーンとなる10万~100万円未満の上限金利は、利息制限法で18%に定められています。
カードローン、クレジットカードのそれぞれの金利も18%に設定しているケースが多くあります。
ただ、融資額はカードローンが上限で500万円に設定しているところが多く、クレジットカードは100万円以下がほとんどです。
無利息キャッシングのまとめ
無利息キャッシングの詳細が少しでもお分かりいただけたでしょうか?
カードローン会社は迅速にスムーズにお金を貸すことがメインの事業なので、申し込みから融資まで簡略なシステム化が整備されています。
初回のみ利用出来る無利息キャッシングはカードローンの中でも一番利用しやすいものです。
いつどんな時でもお金が無利息で借りれるというのは、利用者にとっては大きなメリットとなります。
また店舗や専用のATMを使わなくても、コンビニや提携している銀行で一連の手続きができるのもメリットです。
実際に借りるかどうかは別にして、お金が今すぐ必要な方は無利息キャッシングも検討してみてはいかがでしょうか。